ニッポン高度紙工業株式会社

環境(E)

▼環境(E)に関わるマテリアリティ

トップメッセージ

当社グループは、1994年に「NKKクローズドシステム」という独自の環境問題に対する取組みをスタートさせました。

その方針は「我々は、地球上の資源を使わせてもらいながら、生産活動ができる恩恵を受けている。使ったものは元の形にして自然界に戻す、自然浄化以上に負荷をかける企業であってはならない。地球環境に負担をかけることなく、地域社会に受け入れてもらえる企業でなくてはならない」というものでした。

その後、1998年には環境面での経営管理体制を確立するため、高知県内に本拠を置く企業で初めてISO規格を取得しました。

また、紙を製造するうえで水は貴重な資源であり、その水と森を守ることは事業活動のみならず、地域にとっても重要課題であるとの想いから、2003年には安芸工場が位置する安芸川源流域の山林240haを取得して「水源かん養保安林」の指定を受け、保全・管理してまいりました。

そして、2021年には「《環境と健康に挑戦 2030》 高機能セパレータ、高機能素材の安定供給を通じて、持続可能な社会の実現に貢献する」という長期目標を設定し、環境面においても重要な取組課題を明確にいたしました。

具体的には、当社製品が組み込まれた最終商品による効率的なエネルギー消費を目指す「省エネ、創エネ、蓄エネに貢献する製品の安定供給」、CO2排出量の削減を主な内容とする「気候変動への対応」、森に生きる動植物にも目を向けた森林・水源保全を行なう「生物多様性への配慮」、また、排水や排気中の環境負荷物質の極少化および水資源の効率的利用と使用量削減、廃棄物の削減等を内容とする「環境負荷の低減」に取組むことであります。

当社グループは、これらの重要課題を解決していくことで、環境に配慮した持続可能な社会の発展、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

代表取締役社長

環境方針

基本理念

当社グループは、地球環境の保全が全人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、グループを挙げて 「人と自然にやさしい企業活動」 に取り組み、豊かな社会の実現および持続可能な開発目標に貢献します。

基本方針

当社グループは、2050年温室効果ガス排出を全体としてゼロにする“カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現”のため、以下の環境に関する方針を掲げます。

1. 地球環境の保全活動推進のため、全社的な活動組織等を整備・運用します。

2. 我が国の温室効果ガス削減目標に準じて、CO2排出量の削減に取り組みます。

3. 社有林を適切に管理し水源かん養機能を維持します。また、広葉樹の育林等を進め、森林の持続可能性を向上させて生物多様性の維持・向上に努めます。

4. 環境関連法規制および各自治体との協定を順守します。また、環境関連の法規制ならびに協定よりも厳しい自主基準を定め、環境汚染の防止および環境負荷の低減に努めます。

5. 環境目標を定め、環境パフォーマンスの継続的な向上を図ります。

6. 法律および顧客要求事項である規制対象化学物質ならびに当社で使用する化学物質の適正管理に努めます。

7. 当社グループの全従業員および協力会社は、環境への理解を深め、環境保全活動を推進します。また、地域住民の方々など利害関係者との十分なコミュニケーションを図ります。

環境方針の
社内外への
周知

この環境方針や環境保全活動に関する活動状況は、必要に応じて、当社ホームページ等を通じて積極的に情報を開示します。

2021年9月21日 改訂
ニッポン高度紙工業株式会社